名古屋の道路はなぜか白い
名古屋の主要な道路を運転していて、「運転荒いな」の次に考えるのが「なんか道白くない?」だと思う。私も初めて名古屋に来た時は、道が白くてすごく違和感を感じたことを覚えている。
本記事では、名古屋の道路がなぜ白いのか、その理由を材質と歴史の観点から深掘ることとする。
この記事で分かること
- 名古屋の道路が白い理由
- 名古屋の道路の材質
- 名古屋の道路が白くなった歴史的背景
名古屋の道路の外観
こちらが、名古屋の道路の写真である。
対して、こちらが東京の道路。
見比べると、確かに名古屋の道が白いのがご理解いただけると思う。
名古屋の道路はなにで出来ている?
では、なぜ名古屋の道路は白いのか。
それは「コンクリート舗装」だからである。
コンクリート舗装は一般的なアスファルトと比較して、耐久力があり、長持ちするのが最大の特徴だ。
名古屋市内は2016年時点でもコンクリート舗装の普及率が3割程度とかなり高い。
デメリットは、初期費用がアスファルトに比べると高いことだ。
ただし、耐久性に優れるため、時間がたってもひび割れしにくく、メンテナンス費用を抑えられるため、長期的な目線では安く済むという。
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コンクリートが使われている歴史的背景
初めて名古屋でコンクリート舗装が行われたのは、全国的に道路網の整備が積極的に行われていた1950年代だという。
この1950年代に、試験的に施工されていたコンクリート舗装の耐久性・修繕頻度が少なかったことが評価され、名古屋市ではコンクリート舗装が積極的に進められた。
その結果、現在日本でも類を見ない、コンクリート舗装が多い都市になったという。
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まとめ
今回は、名古屋の道路が白い理由について調べてみた。
- 名古屋の道が白いのはコンクリートで出来ているから
- 1950年代に試験的に施行されたコンクリート舗装が評価された結果、名古屋ではコンクリート舗装が積極的に進められた。
名古屋に立ち寄る機会があれば、ぜひ道路の色に目を向けてみてほしい。