【贅沢】名古屋が誇る史上最高のひつまぶし。あつた蓬莱軒に行ってきた話。

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美味しいひつまぶしが食べたい

関西出身の私が名古屋へ異動になって1年が経とうとしている。名古屋に居るうちにやりたい事は多々あるが、その中でも欠かせないのが、名古屋で美味しいひつまぶしを食べること。それほど食にこだわりはないが、名古屋に住んだことがあるのに名古屋名物について何も話すことができない、、、という悲劇だけは避けたい。

名古屋のご当地グルメ「ひつまぶし」の魅力とは?

そもそも「ひつまぶし」自体、聞いた事はあるが実態が何かを知らない人も少なからずいると思う。私が実際そうだった。よって、ここではそもそもひつまぶしとは何かを解説しようと思う。

ひつまぶしとは、名古屋を代表する鰻料理の一つである。この料理は、細かく刻んだ鰻の蒲焼きを熱々のご飯にのせ、特製のタレをかけたもので、独特の食べ方が特徴である。江戸時代から続くこの伝統的な料理は、名古屋市内の多くの鰻専門店で提供されており、その味わいは全国的に高く評価されている。

ひつまぶしの歴史は、江戸時代に遡る。名古屋の鰻料理は、当時から庶民に親しまれていた。鰻を細かく刻むことで、より多くの人が手軽に楽しめるようになったという。こうした工夫が生まれ、現代のひつまぶしの形が完成した。

名古屋市内にはひつまぶし屋さんが数多く存在しているが、その中でもやはり欠かせないのが、「あつた蓬莱軒」である。

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あつた蓬莱軒の歴史とこだわり

あつた蓬莱軒は、名古屋市熱田区にあるひつまぶしの名店である。創業は1873年(明治6年)に遡り、150年近くにわたり多くの人々に愛され続けている。この老舗は、名古屋の代表的な鰻料理であるひつまぶしを全国に広めた功績を持つ。

あつた蓬莱軒のひつまぶしは、厳選された国産鰻を使用し、熟練の職人が丁寧に焼き上げる。特製のタレは、秘伝のレシピで作られており、甘辛い味わいが鰻の旨味を引き立てる。

実際に訪れた感動の体験記

ここまででひつまぶしとは何か、あつた蓬莱軒の魅力について充分伝わったかと思う。

ここからは、念願のあつた蓬莱軒に行ってみた感想をお伝えしようと思う。

あつた蓬莱軒の店舗について

あつた蓬莱軒には

  • 本店
  • 神宮店
  • 松坂屋店

の3店舗ある。今回はせっかくなので本店に行ってみた。

本店は名古屋の中心地「栄」からは少し離れているため、時間がない方は栄のど真ん中にある「松坂屋店」がオススメ。

本店へのアクセス

ここでは名古屋駅→あつた蓬莱軒本店へのアクセスについて記載することとする。

  1. 名古屋駅 → 金山駅(JR東海道本線・豊橋行)
  2. 金山駅 → 熱田神宮伝馬町駅(名古屋市営地下鉄名城線 左回り)
  3. 名古屋市営地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町駅」4番出口より徒歩3分

公式HP記載の各店舗アクセスは以下。

お店の外観

最寄駅から徒歩3分であつた蓬莱軒本店が見えてくる。

外観は、お店というよりは風情ある民家、といったような感じ。

近くまで行くと大抵多くの人達が並んでいるため、すぐに入り口は分かるかと思う。

到着すると、人数を聞かれた後、何時何分からの組です、というふうに告げられる。

よくある1組ずつ空きが出たら呼び出されるタイプではなく、各組を時間帯ごとに区切り、複数組を一気に呼び出すみたい。

私が行ったのは10:30頃で、12:30からの組で案内された。待ち時間は2時間程度。

いよいよあつた蓬莱軒店内へ・・・

待つ事2時間、ようやく店内に入ることができた。店内に入るとさらに5〜10分程度待つ。

店内の写真は撮りそびれたが、昔の良い家といった感じで、待合室も和室だった。

10分程度待ったらようやくテーブル席へと案内された。

今回頼んだのは、「うまき(950円)」(鰻の蒲焼きを芯にして作った卵焼き)と、定番の「ひつまぶし(3600円)」。

ひつまぶしの見た目、香り、味の魅力

まずはうまきがテーブルに到着。

うまきは初めて口にしたが、鰻の甘みが卵焼きにじっくり浸透されており、想像以上に甘くおいしかった。

待つこと数分、遂に念願のひつまぶしが到着…

到着後、まずひつまぶしの食べ方を店員さんが説明してくれた。ひつまぶしを四等分にわけ、以下の順序で食べることが一般的だそう。

  1. そのまま食べる:最初の一膳は、鰻とご飯をそのまま楽しむ。タレの甘辛さと鰻の香ばしさが引き立つ。
  2. 薬味を加える:二膳目は、ねぎやわさび、海苔などの薬味を加えて食べる。薬味が加わることで、味に変化が生まれる。
  3. お茶漬けにする:三膳目は、だし汁をかけてお茶漬け風にして食べる。さっぱりとした味わいが楽しめる。
  4. 好みの食べ方で:最後の四膳目は、好みの方法で食べる。再びそのまま食べるもよし、薬味を加えるもよし、お茶漬けにするもよしである。

教えていただいた手順に沿って、まずはそのまま頂いた。鰻は外はパリッと、中はふわふわでとっても美味しい。

ただ、本当に感動したのは薬味を加えて食べた時だった。

薬味は刻み海苔、ネギ、わさびが用意されており、これらをひつまぶしに加えて頂く。お寿司はいまだにサビ抜きで食べる程、辛いものが苦手な私だが、あつた蓬莱軒のわさびはとにかく味が上品。わさびの鼻にツーンと来る嫌な感じが一切なく、味をサッパリしてくれる良いところだけ前面に押し出されていた。このわさびのサッパリ感とネギの風味が鰻と相性抜群で、最高に美味しく頂けた。

3膳目はお茶漬け。薬味に加えて用意していただいているだし汁をかけていただく。正直、鰻のパリッと感が失われてしまうため個人的にはこの食べ方はイマイチだなと思った。

4膳目。お好みの食べ方という事で、薬味をかける食べ方をチョイス。相変わらずめちゃくちゃ美味い。トリコみたいに人生のフルコースがあれば確実に入ってくるだろう。

想像以上に美味しく頂け、非常に満足した状態で店を後にすることができた。

おまけ:待ち時間は是非「熱田神宮」へ!

今回は2時間程度待ち時間があったため、近くの「熱田神宮」にも行ってみた。

あつた蓬莱軒からは徒歩5分〜10分程度で訪れることができる。

熱田神宮とは

熱田神宮は、愛知県名古屋市熱田区に位置する日本有数の神社である。創建は1900年以上前に遡り、神武天皇元年に創祀されたと伝えられている。日本書紀にも記されている由緒正しい神社で、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体として祀っている。

熱田神宮の歴史

熱田神宮の創建は、神話時代にさかのぼる。草薙神剣は、元々は日本武尊(やまとたけるのみこと)が持っていたが、彼の死後、その妻がこの剣を熱田の地に奉納したことが起源とされている。草薙神剣は、武神としての力を持つとされ、多くの武将や戦士に信仰されてきた。

熱田神宮訪問記

伊勢神宮には行ったことがあったため、そのイメージで熱田神宮に訪問してみたが、伊勢神宮よりもかなりコンパクトであった。訪問した日はかなり暑かったが、熱田神宮は自然が豊かで木々が青々と茂っているため、避暑地としても最高だった。

あつた蓬莱軒の待ち時間には是非熱田神宮にも行ってみてほしい。

あつた蓬莱軒で叶える、究極のひつまぶし体験

あつた蓬莱軒は、名古屋を代表するひつまぶしの名店であり、その歴史と味わいは多くの人々に愛されている。名古屋を訪れた際には、ぜひあつた蓬莱軒で絶品のひつまぶしを味わってみてはいかがだろうか。その豊かな風味と独特の食べ方は、忘れられない食体験を提供してくれることだろう。

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