2024年の東京都知事選は小池百合子氏の勝利で幕を閉じた。
今回の都知事選で注目を浴びた人物の1人が、石丸伸二氏だ。惜しくも得票数2位で敗れてしまったが、多くの有権者の支持を得ている。
そんな石丸伸二氏に関連するワードとして「石丸構文」が今話題である。今回はこの言葉が一体何を意味するのか、またその元ネタについても調査した。
石丸構文とは、石丸伸二氏の討論の特徴を揶揄した言葉
ネット(主にX)で言われていることをまとめると、「石丸構文」とは、
「相手の質問をオウム返しにして煙に巻きながら、隙を見て攻撃的な言葉を立て続けに発すること」
と定義できるのではないだろうか。
テレビでの討論の様子が石丸構文の元ネタ・原文か
「石丸構文」という言葉が広く浸透したのは、日テレで放送された、石丸氏と社会学者の古市氏との討論が話題になったことが大きい。
この討論中に石丸氏が古市氏に対して何度も同じ質問に対して問い返す様子が、ネット上で大きく取り上げられた。
この討論の様子が、石丸構文の元ネタになっていると考えられる。
追記:原文は「サブウェイ」発言が元ネタ!
石丸構文の発端は、ふかわりょうさんのX上での発言だ。
この発言を受けてX上では「石丸氏がサブウェイを注文したら?」という趣旨の大喜利が流行り、そこから石丸構文が生まれたという。
橋下徹氏は石丸氏を絶賛
ネットでは石丸氏の批判も目立つが、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、石丸氏にエールを送っている。
橋下氏は「今のその状況だからなかなか素直になれないのはその通りだけど、僕は良くやったと思う」と石丸氏を労った。そして「可視化と言ったが、都知事選の結果だけじゃなく、野党がこれからどういうスタイルで政治をやらなければいけないかを強烈に示してくれたと思う」と絶賛した。
https://news.livedoor.com/article/detail/26747679/
現状ネットでは「石丸構文」というワードを中心に、石丸氏を批判する声も多いが、同じかそれ以上に支持する声も多い。
実際、秋葉原で石丸氏が演説を行った際は、駅前が大勢の人で埋め尽くされるほどの人気だった。
ちなみに、今回の都知事選は投票率が60.62%と前回の55.00%を大きく上回る数字になっている。
YouTube等で一般市民への発信を数多く行っていた石丸氏の行動が、投票率向上の要因の1つになっていることは間違いないだろう。
追記:進次郎構文との対比が話題
石丸構文が話題に上がったことで、以前からネットで人気の進次郎構文にも焦点が当たっている。
進次郎構文は面白くて平和だと、ネットでは評判だ。
まとめ:「石丸構文」はあくまでネットミームの1つ
この記事のまとめ
今回はネットで話題の「石丸構文」について、その使われ方・意味を調査した。
「石丸構文」なる言葉を用いて石丸氏を揶揄しているのはあくまでネット上の一般人。
このようなネットミームに踊らされる事なく、一次情報に目を向けてしっかりと自分の意見を言えるようになりたいものだ。